いつから矯正を始めたらいい?子ども・大人別での適切なタイミング
そろそろ梅雨明け、夏本番のシーズンですね。
夏休みは家族と海に行こうかな~?なんて計画を立てていても、
パパの休みが取れない!とか、お兄ちゃんの夏期講習が終わってからにしようかな?とか、実家に帰省しなきゃなぁ、とか…
そんなことを考えているうちに、いつの間にかお盆を過ぎて、海にはクラゲが…
なんてことありませんか?
実は矯正の開始時期も、判断がとても難しいんです。
歯への関心が高い親御さんから「矯正はまだ早いですか?」と質問をされることがあります。
とても良い質問だと思います。
歯ならびの状態によって、矯正の開始年齢は異なります
歯ならびの状態によって、矯正の開始年齢は異なりますので、
一概に、矯正は何歳からすると良い!!
とお伝えすることはできません。
例えば、受け口のお子さんですと、3歳から治療を開始する場合もあります(こちらの記事をご覧ください)。
お子さん一人ひとりの歯ならび、かみ合わせの状態によって、開始年齢はまちまちなのです。
まずは小学校低学年の時に、歯医者でチェックを受けましょう
歯並びが気になる場合、まずは小学校低学年の時に、歯科医院でチェックを受けましょう。
受け口でなければ、一般的には6歳臼歯が生えてからの治療となりますから、
小学校低学年の時に矯正医に診てもらうことをお勧めします。
その時に、すぐにした方が良い場合もあれば、もう少し待ってから矯正をしましょうとお話をする場合もあります。
その判断は、矯正医の考え方によって異なります。
当院では、お子さんの矯正は、治療が出来る限り短い期間で終わるように、適切な時期を考えて行いたいと思っています。
適切な時期をお話するためにも、低学年の時に一度診せていただきたいです。
もちろん、小学校低学年を過ぎたら、一生矯正治療が出来ないわけではありません。
矯正治療は大人になってからでも、治療も可能ですので大丈夫です。
お子さまの矯正をご検討中の方は下記もあわせてご覧ください。
大人の矯正はいつから始める?
大人の矯正は永久歯が生え揃った後であれば、いつでも始めることができます。
永久歯が生え揃うのは、個人差はありますが12~13歳頃です。
この時期になると、乳歯から永久歯への生えかわりが完了し、顎の成長も収まってきます。
年齢を問わず矯正治療は可能です
「大人の矯正」「成人矯正」と聞くと、20代を想像される方が多いのですが、年齢問わず、50代、60代の方でも矯正治療は可能です。
ただし、大人矯正の場合は、歯周病など歯に関する問題がないことが、一般的な矯正治療の条件となります。
大人の矯正がすぐに始められない方
歯周病に罹っている方
歯周病の症状がある方は、矯正治療前に歯周病の処置が必要となります。
少し難しい話になりますが、歯茎の中には歯を支える「歯槽骨」と呼ばれる骨細胞があります。
歯槽骨と歯の根の間には「歯根膜と」いう弾力のある薄い膜があり、この膜の伸縮を利用して歯を動かします。
そのため、歯茎が健康でなければ治療がうまく進まないのです。
初期の歯周病の場合は、歯周病の治療を受けながら矯正治療を進めることも可能ですが、
歯周病が重度の場合、歯列矯正を始める前にを歯茎の状態を改善してから矯正治療を開始することになります。
歯の根の状態が悪い方
矯正治療を始める前には、レントゲン撮影をし、お口や歯並びの状態を確認します。
その際に歯の根っこに膿(歯根嚢胞)が認められた場合、今後の矯正治療に影響が出ることが考えられるため、根管治療を行い病巣を取り除いてから、矯正治療を開始します。
当院では、矯正歯科も一般歯科も治療ができます。
りょうき歯科クリニックは、一般歯科も矯正歯科治療を受けることが可能です。
通常、矯正歯科専門医院の場合、矯正以外の治療は提携歯科医院や、患者さんのかかりつけ医に紹介状を書いて治療を進めます。
先ほどご紹介した歯周病などの矯正治療開始前の前治療についても、当院であればすべて院内で診察いたします。
別日に他医院へ行っていただく必要はありませんので、時間のロスもなく、治療説明もスムーズにすることができます。
まずはご相談を
当院では、日曜日も矯正相談を受け付けています。
「私の歯並びでも歯列矯正はできる?」「矯正治療の期間や費用は?」などのお悩み、ご質問がございましたらお気軽にご連絡をください。
無料の矯正歯科説明会を、定期的に開催中です。
歯科矯正に関する疑問にお答えする「無料・矯正歯科勉強会」を定期的に開催しています。概要や開催期日を以下のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。
最終更新日:2021/7/16 BY りょうき歯科
(公開日:2015/3/17 BY 三川 翔)