【抜歯】歯を抜く必要があるのは、虫歯がどれらいまで進んだとき?
みなさんの歯は健康な状態でしょうか?
お口の中には様々なバイキンがいるだけではなく、熱い物や冷たい物、そして液体も流れ込んでくるという、非常に過酷な環境にさらされています。
その結果、虫歯や歯周病だけではなく、歯の劣化を起こしてしまいます。じゃあ、歯はいつまで残すことができるのでしょうか。言い換えれば、どのようになれば歯を抜かなければならなくなるのでしょうか?
虫歯が歯茎の深くまで入り込み、土台となる根まで損傷された場合
まずは虫歯で歯が溶かされた場合、虫歯の処置が必要になりますが、この虫歯が歯茎の深い中にまで入り込み、土台となる根まで損傷された場合には、抜歯を考慮することとなります。
イメージとしては建物の柱が虫食いに遭い、建物がやられてしまう状態です。
歯周病や虫歯の菌によって、歯を支えている骨が溶けてしまった場合
次に歯周病や虫歯の菌によって、歯を支えている骨が溶けてしまった場合、歯周病の治療を行いますが、炎症を抑えても歯の支えが無いことで、咬むことに耐えられなくなった場合は抜歯を考慮します。
これはイメージとしては建物の土壌がぬかるんでしまって、地震が来た時に耐えられなくなる状態です。
歯が割れてしまい、そこに菌が入り続ける、もしくは割れてしまって咬めない場合
さらに、歯が割れてしまい、そこに菌が入り続ける、もしくは割れてしまって咬めない場合にも抜歯を考慮します。これは建物がひび割れてしまうイメージです。
皆さんはご自身の歯は残されたいと考えておられると思いますが、実際には無理に残すことで、隣の歯の状況も悪化させてしまうこともあります。
抜歯は嫌な処置ではなく、治療方法なのです。
残る歯、危険な歯をしっかりと診断することが何よりも大切なことなのです。
当医院には歯を残す処置の専門家がいますので、しっかりとした診断を受けてみてはいかがでしょうか。
抜歯までの進行段階については『【進行を止めよう】放置厳禁!虫歯から抜歯に至るまでの流れについて』をご確認ください。
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