知覚過敏だけじゃない!歯周病でも歯がしみる原因と解決法
これまでに歯がしみる病気、知覚過敏について一度コラムを書かせて頂きました。
歯茎が下がることで、神経の敏感な部分が反応しやすくなる病気、それが知覚過敏です。
知覚過敏については『【知覚過敏とは何か】歯がしみる原因を現役の歯科医が解説』をご確認ください。
実は、歯周病にかかっている方では、特にこの症状が出やすくなります。それはなぜでしょうか?
歯周病で歯がしみる原因
ご存知の方も多いかも知れませんが、歯周病は歯の周りの骨を溶かしてしまう病気ですので、骨に支えられている歯茎が下がりやすく、神経が敏感な部分を覆えていない歯の根っこが露出しやすくなり歯がしみます。(詳細は歯がしみる!!原因は知覚過敏?!のコラムをご覧下さい)。
歯周病治療でしみなくなるの
歯周病の治療をしっかりとすればしみにくくなるのか?
いいえ、実は歯周病の治療を進めていくと、さらに歯茎が引き締まることで、露出部分が大きくなり、この症状は強くなっていきます。
では治療しない方が良いのか?!いいえ、放置していると、土壌の骨が溶かされてしまい、さらに歯茎は下がっていってしまいますので、歯止めを効かせる為にも、歯周病の処置は必須になってきます。
知覚過敏の症状が強い場合には神経の除去を行う場合もあります。
痛みを感じたら早期診断・早期治療を
歯の神経を取ると、歯の強度は低下してしまいますが、神経を取ることで歯がダメージを受けるよりも、歯周病の進行でのダメージの方が重大な問題になってしましますので、早期の診断、治療を受けられることをお勧めします。
当医院には歯周病専門の歯科医師もいますので、しみる症状が出られるようであれば、ご相談下さい。
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