新しい歯の病気トゥースウェア?
以前に歯はどこまで残るのかということに関してのコラムを書かせて頂きました。
歯は特殊な組織で、骨と違って、治癒していくことが無いため、虫歯や歯周病にならないように予防していくことが非常に重要となっています。
では、歯はしっかりと磨いていれば一生もつのでしょうか?
実は最近になって新たな歯の病気が増えてきています。
それはトゥースウェアというもので、日本だけでなく、世界中で問題になっているのです。
今回はそのトゥースウェアという病気についてお話いたします。
トゥースウェアとは
さてトゥースウェアーとはどんな病気なのでしょう?
歯は冒頭でもお話させて頂いたように治らない組織です。
そのため、使うにつれて段々と亀裂が入ったり、すり減ったりしてしまいます。
近年では、歯周病や虫歯を予防する技術が非常に発達したため、昔に比べて歯が高齢になっても残ることから、さらに歯が消耗されてしまいやすくなりました。
特に噛みしめや歯ぎしりの強い方では、亀裂の入っていた歯が割れて、激痛を生じてしまうこともあります。
場合によっては歯が真っ平らになってしまい、咬みにくい、しみやすいとう方もいらっしゃいます。
トゥースウェアの対策
残念ながら噛みしめや歯ぎしりを無くすことはできないため、歯にダメージを負った方に関しては、マウスピースを用いた予防をお勧めしています。
また、歯並びの不正があることから、一部の歯のみがダメージを受けやすい場合には、矯正や、被せ物の治療が必要となることもあります。
一度弱った歯は戻りませんので、ご自身の歯の状態が気になられた方は一度受診をお勧めします。
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