歯周病って治るの?原因と治療の流れについて
前回、歯周病という病気について記事を書かせて頂きました。
痛みが出ずに静かに進行する恐ろしい病気・・・。
今回はその歯周病の治療方法に関して記載させて頂きます。
歯周病の原因
歯周病の原因ってなんでしょうか?
そう、皆さんご存知、お口の中のバイ菌です。
歯周病の治療では、主にこのバイ菌を除去していきます。
「あれ?歯石じゃないの?」とおっしゃられる方もいらっしゃるかと思いますが、歯石自体には害はありません。
不衛生なお口はバイ菌の棲み家に
歯石は磨き残しの汚れに唾液の中のカルシウムがくっ付いてできた石で、顕微鏡で見ると、デコボコした形をしています。
これがバイ菌の住み家になって、余計菌を溜めてしまうので、機械でバイ菌と一緒に除去しているのです。
同様に、歯茎が歯周病で腫れてしまうと、その腫れた歯茎の隙間にも菌が入りやすくなります。
歯周病の治療を行って腫れが改善すると、菌が入りにくくなって、より炎症を改善することができます。
お口の中がきれいになれば歯周病は治るの?
では歯石を取って、菌を減らせば、歯周病は完全に治るのでしょうか?
実際にはお口の中には常に菌がいるため、機械でバイ菌を除去しても、また感染してしまいます。
そのため、定期的なお掃除が必要となっているのです。
この期間に関しては実は古くから研究されていて、健康な状態まで治癒した人で3ケ月、歯周病の状態の改善が難しい人では、もっと短い期間で行うことで、安定させることができると言われています。
歯周病が改善した後にも定期的にお掃除を受けて頂いて、歯を長持ちさせて行きましょう。
次回は歯周病と全身の病気に関してコラムを書きます。
お楽しみに!
[wcm-show id=1310]