【要チェック】入れ歯(義歯)の手入れでやってはいけない3つのこと
患者さんと義歯のお話をしていると、お手入れの仕方が間違っていると思うことがあります。
自分では良いと思っていることが、実は間違っていることがあります。
せっかく作った義歯なので、正しく使って頂きたいですね。
煮沸消毒は大間違い
快適に長く使うためには、日々のお手入れが大切です。
お手入れが不十分な義歯は、雑菌が繁殖して歯や歯茎に悪影響を及ぼし、口臭の原因、義歯性口内炎の原因にもなります。
食後は、義歯を清潔にするようにして下さい。
しかし義歯は大部分がプラスチックで出来ています。
熱湯に入れると変形してしまうので絶対にやめてください。
義歯用洗浄剤があります。
歯磨き粉を使って洗うのもダメです
お口の中は雑菌が繁殖しやすく、歯を清潔にしている人でも、2000億個もの菌がいるとされていて、丁寧に義歯を磨いても、汚れが残っています。
そのため、1日1回は義歯洗浄剤にて1日の汚れを落とす必要があります。
また歯磨き粉には研磨剤が入っていることが多いので、プラスチックでできている義歯は傷つきやすいです。
傷ついた所に汚れが付着し、雑菌が繁殖しやすくなります。
歯磨き粉は使用せず、流水下で優しく磨いてください。
入れ歯安定剤についても『入れ歯安定剤(義歯安定剤)を使う前に気をつけておきたいこと』にて解説しています。
義歯を装着したまま寝ますか?
1日歯茎の上に義歯を装着していると、歯茎も負担がかかっています。
総義歯は寝る前には外した方がいいです。
就寝時はお口の中の雑菌が繁殖しやすく、義歯も汚れやすいです。
部分義歯の場合は、残っている歯のために装着したまま就寝した方がいい場合があります。
担当医と相談してみてください。
義歯を使用して痛みがなくても知らないうちに汚れが溜まっているかもしれません。
痛みがなくても定期検診を必ず行って、お口の中を清潔に保つように心がけてください。
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