1ランク上の「はみがき」を!(その②)歯磨きの仕方
毎日ちゃんと磨いても、虫歯になってしまうことがよくあります。
それは、ご自身の歯に合わせた適切なケアができていないからかもしれません。
今回は具体的な「はみがき」の仕方についてお話していきます。
まずは歯ブラシのサイズ
歯ブラシは口のサイズに合わせたものを選んでください。
大きいものだと一気に磨けた気になりますが、細かいところはなかなか磨けていません。
逆に小さすぎても磨く時間が長くかかりすぎてしまいます。
平均的なサイズのもので十分ですので、正しく磨きましょう。
適切なはみがき粉の量は?
はみがき粉は多くつけすぎずに磨きましょう。
口の中が泡だらけになっても毛先がしっかりあたっていなければ汚れは取れません。
市販のものにはほとんど入っていますが、フッ素入りのものが効果的です。
効果的なブラッシング方法
実際のブラッシング方法について、鉛筆持ちで力をあまり入れないようにしましょう。
長いストロークよりは短いストローク(2歯分ぐらい)で小刻みに歯ブラシを動かして1本1本磨くつもりで行ってください。
ここでのポイントは、磨く順番を決めるということです。
「頬側を左奥から右奥へ、舌側を右奥から左奥へ、噛み合わせの面を左奥から右奥へ、、、、」というように、磨き残した歯が無いように習慣づけるようにしましょう。
補助用具でスミズミまできれいに
「はみがき」の習慣が完全にできたら、次は歯ブラシだけでなく、補助用具を使いましょう。
例えば、歯間ブラシやフロス、糸ようじです。
これらは歯と歯の汚れを綺麗に取り除くための道具です。
歯には厚みがありますから、どうしても歯ブラシの毛先は歯と歯の間へ届きません。
しかも汚れはネバネバとして歯にこびりついているので、うがいだけでは決して取れません。
ものでこすり落としてあげないといけないのです。
歯間ブラシは歯の隙間が開いている方やブリッジをお口の中に入れている方に適しています。
ブラシの先を曲げてしっかり奥歯の間まで通してください。
フロスや糸ようじは歯の間が狭い方に適しています。
フロスはコストパフォーマンスは良いですが、使い方には少し慣れが必要になります。
現在全く補助用具を使っていない方は、糸ようじから始めてみるのが良いかもしれません。
奥歯に届きやすいタイプのものも出ています。
補助用具は毎回行うのが難しければ、1日1回を目標にしましょう。
夜の歯ブラシの時で良いのでしっかりと歯と歯の間も綺麗にして眠りましょう。
慣れれば1分もかからず歯の間を磨けますよ。
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